給湯器選び方

はじめに:群馬の暮らしに「ちょうどいい」一台を。

「うちの家族構成なら、どの給湯器が最適なんだろう?」

「エコジョーズってよく聞くけど、本当にうちでもお得になるの?」

給湯器は10年以上使い続ける大切な住宅設備です。
だからこそ、ご家庭のライフスタイルに合わないものを選んでしまうと、「お湯のパワーが足りない」「光熱費が思ったより安くならない」といった後悔につながりかねません。

高崎市のような都市部から、自然豊かな山間部まで、多様な暮らしが広がる群馬県。

このページでは、それぞれの「我が家」に本当に最適な一台を見つけるための、7つのチェックポイントを分かりやすく解説します。

【POINT 1】:給湯器の種類で選ぶ

まずは、ご家庭に必要な機能に応じて、基本的な3つの種類から選びましょう。

  • 給湯専用タイプ
    蛇口やシャワーからお湯を出す機能に特化した、最もシンプルな給湯器です。追い焚き機能はありません。
  • ガスふろ給湯器 (オート・フルオート)
    給湯機能に加えて、お風呂の自動お湯はりや追い焚きができる、現在最も標準的なタイプです。スイッチ一つで湯はりが完了します。
  • ガス給湯暖房用熱源機
    給湯・お風呂の機能に加え、床暖房や浴室暖房乾燥機といった温水暖房システムにも対応する最上位機種です。

【POINT 2】パワー(号数)で選ぶ

「号数」とは、給湯器がお湯を沸かす能力のことです。家族の人数に合わせて選びますが、冬の厳しいからっ風で体感温度が下がる群馬県では、少し余裕を持った号数選びが快適さの鍵になります。

号数主な用途
16号1~2人家族向け。
20号2~3人家族向け。
24号4人以上の家族や、お湯を同時にたくさん使うご家庭向け。冬場でもパワフルな給湯が可能です。

冬場に水道水の温度が下がるため、同じ温度のお湯を作るのにもより大きなパワーが必要です。
そのため、迷った場合は一つ上の号数を選んでおくと、冬場でもストレスなくお湯を使えます。

【POINT 3】省エネ性能で選ぶ(エコジョーズ)

「エコジョーズ」は、これまで捨てていた排気熱を再利用し、少ないガス量で効率的にお湯を沸かす、省エネ性能の高い給湯器です。

  • メリット:
    • ガスの消費量を約13%~15%カットでき、毎月のガス代を節約できます。
  • デメリット:
    • 従来の給湯器に比べ、本体価格が少し高価になります。
    • 設置には、ドレン水を排出するための追加工事が必要です。

初期費用はかかりますが、長い目で見ればガス代の節約分で十分元が取れるため現在交換される方の9割以上がエコジョーズを選ばれています。

【POINT 4】機能で選ぶ(オートとフルオートの違い)

ガスふろ給湯器にある「オート」と「フルオート」は、お風呂の自動機能に違いがあります。

機能オートフルオート
自動お湯はり
自動追い焚き
自動保温
自動たし湯×
追い焚き配管自動洗浄×

オート: 「自動お湯はり」と「自動保温」までを行います。

フルオート: オートの機能に加え、お湯が減ると自動で足し湯をする「自動たし湯」、お湯を抜く際に配管内を自動洗浄する「配管自動洗浄」といった、より快適・衛生的に使える機能が備わっています。

価格は、号数や機能、メーカーによって大きく変動します。ただ安いだけでなく、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが、長期的な安心につながります。

【POINT 5】ガスの種類で選ぶ

群馬県では、都市ガスとプロパンガス(LPガス)、両方をご利用のご家庭が多くあります。

給湯器は、ご自宅のガスの種類に合ったものでなければ使用できません。

見積もり依頼の際に、ご自宅のガスの種類を伝えておくとスムーズです。
もちろん、私たちの現地調査でも専門スタッフが必ず確認しますのでご安心ください。

【POINT 6】設置場所で選ぶ

給湯器は、お住まいのタイプによって設置できる機種が異なります。基本的には現在設置されているものと同じタイプへの交換となります。

  • 【戸建て向け】
    • 壁掛けタイプ
      外壁に掛けて設置する、省スペースなタイプです。
    • 据え置きタイプ
      屋外の地面やコンクリート台の上に直接設置するタイプです。
  • 【マンション・集合住宅向け】
    • PS設置タイプ
      玄関脇などにあるパイプスペース(PS)という専用スペースに設置します。選定には専門知識が必要です。

【POINT 7】地域の特性を考慮する

プロの業者であれば、地域の環境に合わせた提案をしてくれます。

  • 北部・西部の「寒さ」対策:
    沼田市、みなかみ町、嬬恋村などの北部・西部の山間部では、冬の厳しい冷え込みや凍結への備えが重要です。凍結防止機能が強化された「準寒冷地仕様」の給湯器を選ぶと、より安心して冬を越せます。
  • 夏の「雷」対策:
    群馬県は夏の雷が多い地域です。落雷による過電流から給湯器の電子基板を守るため、「雷サージ対応」の電源コードや、アース工事をしっかり行うことが、故障リスクを低減させます。

まとめ:群馬の給湯器選びは、地域のプロにご相談ください

多様な暮らしがある群馬県だからこそ、マニュアル通りの提案ではなく、一軒一軒のご家庭に合わせた最適な機種選びが重要です。

私たち「群馬給湯器相談センター」は、地域の気候と暮らしを熟知したプロとして、お客様に最適な一台をご提案します。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。